Well Planned House Co.Ltd.

【お家のイメージに合わせて飾る花を選ぶ

四季折々に育てた花が咲くのを楽しむ…

生け垣や庭木にする植物を考える

そんなときの参考に少しでもしていただければとてもうれしく思います。】









4月27日 オキナグサ…清純な心、何も求めない

4月27日 クレマチス…精神の美、高潔、心の美、精神的な美しさ、旅人の喜び

4月27日 ジャーマンカモミール…逆境に負けない強さ

4月27日 シラネアオイ…優美、完全な美

4月27日 スイレン…清純な心、甘美



参考：花言葉ナビ〜誕生花と誕生石の基礎知識〜
参考：ボタニックガーデン
参考：季節の花 ３００






『今日取り上げるお花は、ほのかにリンゴの香りがある白い花を咲かせます。

ハーブティーとしてよく利用されています。

お腹が痛くなったピーターラビットにお母さんが飲ませたのは、この花のハーブティーです。』






４月２７日の誕生花：ジャーマンカモミール



花言葉：【逆境に負けない強さ】【苦難に耐える】







(C)ボタニックガーデン







(C)季節の花 ３００










科名：キク科
属名：シカギク属
学名：Matricaria chamomilla
英名：German chamomile
英名：Chamomile
和名：カミツレ
原産：ヨーロッパ
性状：一年草
草丈：２５センチ〜５０センチ
花期：６月〜７月
花色：白
用途：庭植え、鉢植え






属名の Matricaria（マトリカリア）は、ラテン語の matrix（子宮）が語源です。
冷え症や生理痛などの婦人病に薬効があることが名前の由来です。


種小名の chamomilla（カモミラ）は、ギリシャ語の chamai（地面の低いところ）と melon（りんごのように匂うもの）が語源で、「大地のリンゴ、地面のリンゴ」という意味です。
草丈の低い花にリンゴのような香りがあることが由来です。


和名の カミツレは、オランダ語の kamille（カミッレ）が語源です。
伝来当時に音訳したものが、旧仮名遣いで促音の「っ」を大きな「つ」で書いたために、訛ってカミツレになったと言われています。






ヨーロッパから西アジアに分布しています。


耕作地や大草原に自生しています。


古代エジプトではすでに様々な用途で使用されていました。


日本には、１８１８（文政元）年に渡来、江戸幕府がオランダから取り寄せた６０種類の薬草の中に含まれていました。






カモミールは、ジャーマン種とローマン種の２種類に大別されます。


ジャーマンカモミールは一年草、古くからハーブティーや生薬として利用されています。


ローマンカモミールは多年草、入浴剤や染色に利用されます。


黄色い花を咲かせるダイヤーズカモミールという品種もあります。黄色の染料になります。






ジャーマンカモミールは、弱った植物の近くに植えると活力を与えてくれるので元気を取り戻すと言われ、「植物のお医者さん」と呼ばれています。たとえばタマネギと混植すると、病害虫が少なくなったり、風味がよくなります。


また、胃潰瘍や胃炎などの消炎作用、便秘解消、月経痛の緩和、生理不順、美肌効果もあり、「マザーハーブ（母の薬草）」とも呼ばれています。


精油（高価ですが。）にする過程で形成されるカマズレン（アズレン。植物中には含まれておらず、形成される過程で取り出される抗炎症作用の成分。）が豊富で、「カモミール・ブルー」と呼ばれるほど綺麗な濃い青色をしています。






日当たり、風通しのよい場所を好みます。


種をまいて育てます。寒さに強く、夏の暑さに弱いので、秋まきのほうが大きく育ちます。



参考：カモミールの育て方・ヤサシイエンゲイ