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南海地震の「長周期地震動」予測地図を公表

2012.01.17 Tuesday 09:50

政府の地震調査委員会は、南海地震が発生した場合に、超高層ビルなどがゆっくり揺れる「長周期地震動」がどう現れるかを予測した地図を2012年1月13日公表した。

「長周期地震動予測地図」2012年試作版
地震調査研究推進本部 地震調査委員会(平成24年1月13日公表)



長周期地震動とは、数秒以上のゆっくりとした周期で繰り返す地震の揺れのこと。

大きな地震で発生し、震源地から離れた地域にもあまり減衰せずに遠くまで伝わって、大型の建造物などを大きく揺らすことがある。

同じ平野の中でも、軟らかい堆積層が厚く積もっている地盤の軟弱な平野部ほど増幅され、共振現象によって超高層ビルや石油タンクが揺れやすい。

建造物には共振しやすい固有の周期があり、30〜50階建ての超高層ビルは3〜5秒、直径60メートルの石油タンクは10秒とされる。



2011年3月11日の巨大地震の際には、東京や大阪などで超高層ビルが大きく揺れたほか、新潟県では大型の石油タンクに被害が出た。

そこで地震調査委員会は、昭和21年の南海地震(マグニチュード8・4)の地震動を解析し、「長周期地震動」がどのように伝わるかを、揺れの周期ごとに予測。

固有周期3、5、7、10秒の建造物に対する揺れの強さの分布を示した。



今回、地震調査委員会が公表した【 「長周期地震動予測地図」2012年試作版 】では、大阪市、奈良市、徳島市周辺で大きな揺れが予想され、大阪市内の人工島「舞洲(まいしま)」で最大の揺れ幅となった。

周期3秒の建造物の揺れ幅は、舞洲(大阪市此花区)で片側63・5センチ、徳島阿波おどり空港(徳島県松茂町)は43・5センチ。

自治体庁舎の所在地では、東大阪市が56・2センチ、大阪府は30・3センチ、徳島、和歌山、奈良、三重の各県で20センチ以上となった。

周期が長くなると揺れは小さくなるが、大阪市と徳島市の周辺では7秒、10秒でも大きな揺れを予想した。



揺れの継続時間は、大阪平野や濃尾平野、徳島県の吉野川下流などの、平野や盆地で特に大きくなり、大きな揺れが5分以上にわたって続くと推定した。

ビルの頂部では2〜3割増しで揺れる場合もある。

下図は、南海地震が起きた場合の各地での揺れの継続時間を予測した分布図。赤に近づくほど揺れの時間が長いことを示す。

(C)地震調査研究推進本部 地震調査委員会



地震調査委員会は「昭和の南海地震は、過去の地震の中では比較的規模が小さく、将来起きる地震の際は今回の予測よりさらに大きな揺れとなるおそれがある。今後はより規模が大きい地震の揺れについても検討を進めたい」と話している。



東海地震東南海地震などの予測地図は、平成21年に既に公表している。

「長周期地震動予測地図」2009年試作版

地震調査研究推進本部 地震調査委員会(平成21年9月17日公表)






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